学部スタジオの最終発表

1/29に馬車道のmass×mass関内にて学部スタジオの最終発表会がありました。
今年度の学部スタジオは、秋学期より1年、2年生合同で、NPOハナラボさんの行っている「ヨコハマハコ入りムスメプロジェクト」を広報面からお手伝いする、といったものでした。
「ヨコハマハコ入りムスメプロジェクト」は横浜・山手の港の見える丘公園にある「大佛次郎記念館」が地域とつながり市民と協働するための仕掛けを女子大生が考え、実行するものです。
このプロジェクトによって生まれた3つのプロジェクト「レンズで見つめるmy town」、「マリ婚」、「次郎学」の広報をスタジオとして行いました。

「レンズで見つめるmy town」は大佛次郎が愛したカメラとヨコハマをテーマとして、写真のイベントを開催するもので、すでに3回開催されています。
ここで撮影した写真をヨコハマフォトフェスタに参加し、3月16日~22日に横浜マリンタワーで展示を行います。
スタジオの「レンズ」班は、このマリンタワーでの展示会の広報を主に行いました。
主な広報手段はツイッター。「カメラ美女@横浜」というアカウントで、毎日写真を更新していき、500以上のフォロワーを集めました。

「マリ婚」は大佛次郎とその奥さんの間で結ばれた約束事「マリコン条約」をモチーフに考えだされたカップルで楽しむためのゲームです。
大佛次郎記念館で販売をしています。
その「マリ婚」を広報するために考えついたのがプロモーションビデオPVの作成。
学生はPVなど作ったこともなかったのですが、写真を使い、かわいいPVを作り上げました。

「次郎学」は、現代にも通じる大佛スピリット(大佛次郎の生き方)をより多くの人に伝え、自分の生き方に迷っている人が行動を起こすきっかけになるような考える場、自分の考えを人に伝えられるようになる場を提供するために、大佛次郎スピリッツを持った方をお招きして、お半紙を伺い、後援者と参加者でディスカッションを行う講座を開催するプロジェクトです。
「次郎学」班は「次郎学」企画班と「次郎学」広報班に分かれ、企画班は実際に「次郎学」を企画、実施しました。
1/26(日)に行われた「次郎学」ではmNPOフェアスタートの永岡徹平さんを講師に迎え開催されました。
講演者の決定、参加者集めなど苦労した班ですが、無事やりとげました。
「次郎学」広報班は、大佛次郎の広報および「次郎学」の広報を行いました。
「次郎学」広報のためのtwitterが凍結されるというアクシデントはありましたが、大学生協に大佛次郎コーナーを作っていただくなど、着実に成果を上げました。

発表会ではこれらの成果を発表し、コメンテーターとしてお集まりいただいた皆様にコメントをいただきました。
うまくいった班、そうでもないと自分たちで感じている班と様々でしたが、みんな本当に頑張りました。お疲れ様!

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追浜コミュニティカフェの見学

12/12は追浜駅の近くにあるコミュニティカフェ「こみゅに亭」とその隣のワイナリーの見学に学部ゼミで行きました。
こみゅに亭を運営している「NPO法人アクションおっぱま」の庄司正子先生にご案内をしていただきました。

この「こみゅに亭」は当初、庄司先生が関東学院大学の教員だった頃に、学生と一緒に始めたものとのことで、コミュニティカフェの設立および運営の経緯やそのご苦労などを伺いました。

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次に隣のワイナリーの見学をしました。
ここではが「おっぱまワイン」をというオリジナルワインを醸造しています。

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その後、バスに乗ってNPOが管理している東京湾第三海堡を見学させていただきました。

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こみゅに亭カフェで購入したおっぱまワインは、その後の研究室の忘年会でおいしくいただきました。

日本都市計画学会第48回学術研究論文発表会

11/9~10に、市ヶ谷の法政大学での日本都市計画学会第48回学術研究論文発表会に参加しました。
今年は防災・復興関係の発表が非常に多い大会でした。
11/10には研究室OBの樋脇君(オリエンタルコンサルタンツ)が修論の内容をまとめた「インドネシア・アチェ州におけるインド洋大津波災害からの復興住宅地・再定住地における定住意識とその影響要因に関する研究」についての発表を行いました。
発表はかなり緊張していたようでしたが、お疲れ様でした。

都市計画学会

まちづくりの現場を歩くー東京駅、丸の内連鎖型再開発

11/7に学部のゼミ3年生と東京駅と丸の内連鎖型再開発の見学に行きました。

まず、駅舎の保存・復原が行われた東京駅を見学し、その後、丸の内でエリアマネジメント活動による無料巡回バスなどを見つつ、連鎖型再開発の現場を見に行きました。

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特別講義「まちづくりの仕事」

10/31に学部ゼミでまちづくりコンサルタントの金子和夫さんをお迎えして、まちづくりの仕事に関して、講義とディスカッションを行いました。

金子さんがまちづくりコンサルタントになった経緯、金子さんの日本各地での地域ブランディングの仕事、コンサルタント業界について、文系の学生がまちづくりに関わる仕事をするには、などについてのお話を伺いました。

12月から3年生は就職活動に入りますが、最後には各自の希望する進路についてのアドバイスをいただくこともでき、学生にとっても就職活動前に色々と考える機会となったと思います。

秋学期スタジオ スタート!

秋学期のスタジオ(都市生活デザインスタジオ)がスタートしました。
秋学期からは1年生12名を迎え、2年生8名と合計20名の大所帯でスタジオを運営していきます。

12月までは、NPOハナラボの角めぐみさんを非常勤講師に迎え、ヨコハマハコ入りプロジェクトの広報ツールを開発していきます。
ヨコハマハコ入りムスメプロジェクトは、小説家・大佛次郎および横浜山手にある大佛次郎記念館をもっと若い人に知ってもらおうという女子大生によるプロジェクトです。
スタジオには男子学生もいますが、男子学生の視線も活かして、広報ツールを考えていってもらいたいと思っています。

10/9は大佛次郎記念館に行って、記念館についてのお話を伺い、会議室でプロジェクトについてのお話を伺いました。
大佛次郎記念館に行ったのは全員はじめてでしたが、大佛次郎もユニークでキュートな方で、記念館自体もとてもキュートな場所でした!
これからの活動が楽しみです。s-P1020129

研究室旅行(金沢・富山)

9/29から30にかけて、金沢と富山へ研究室旅行に行きました。

金沢では、身の丈の再開発が行われた近江市場で食事を取った後に、伝統的建造物群保存地区に指定されている茶屋町に行きました。
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近江市場

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再開発の際に引き家で移転された北國銀行

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茶屋町 ちょうど結婚式のお練りがありました

その後、兼六園、金沢21世紀美術館に行きました。
金沢21世紀美術館で、現代アートを鑑賞しましたが、見れば見るほど現代アートとは何かが分からなくなります。
学部生が所属している人間文化課程は社会文化コースと芸術コースがあり、学生は芸術系の講義も受けているため、学生の方が現代アートについての知識が豊富なようでした。

その後飲み会の後、長い1日が終わりました。

2日目は金沢から冨山に移動しました。
冨山ではLRTポートラムの乗車し、終点の岩瀬浜まで行きました。
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岩瀬浜から少し歩いて、歴史的景観が整備された廻船問屋街を歩き、再びポートラムに乗車しました。
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岩瀬浜の廻船問屋街 月曜なので人はまばら

途中、スターバックスの2008年のストアデザイン賞の最優秀賞を受賞したスターバックス富石運河環水公園店で休憩し、さらに昼食をとって解散になりました。
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環水公園内の天門橋 右端にスタバ

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スタバ 公園の景観と一緒に見た方が美しい

歩きまくった2日間でした。

松行

東アジア交通学会@台北

9/8から開催された東アジア交通学会(Eastern Asian Society for Transport Studies:EASTS)2013年台北大会で、今年3月に修士課程を修了した若宮君の修論を発表してきました。
タイトルは、Study on Lifestyle Transformation under the Influence of Rail Transit in Bangkok -Focusing on Condominium Development along Rail Transit - です。
タイのバンコクでは、BTS、MRT、AirportLinkなどの都市内鉄道の建設に伴い、現在、これら鉄道遠征沿いにコンドミニアムの建設ラッシュです。
今までの、郊外に住宅地が拡大していったというスプロール状態との反対の状態がおきており、この鉄道遠征沿いのコンドミニアムの建設が、都市のスプロールを抑制するものなのか、自動車依存のライフスタイルを変えるものなのかについて、検証を行った論文になります。

やはり今年3月に修士課程を修了した樋脇君のバンダアチェの復興に関する論文も審査を通過し、11月の日本都市計画学会の大会@法政大学で発表できることになりました。

2人とも海外での調査を本当に頑張っていたので、こうしてその成果を発表できることができて嬉しく感じます。

松行

NPOハナラボ 角さんの講義

7/3は学部スタジオで3回連続で行った外部講師による講義の最終回、NPOハナラボの角めぐみさんの講義でした。

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角さんは女子学生の持っている力=イノベーションに必要な能力に着目をして、女子大生が社会課題の解決に挑むプロジェクトを実施されています。
今回の講義では、ハナラボが行った4つのプロジェクト(1)島根県海士町の婚活プロジェクト、(2)山梨県北杜市の未来シナリオプロジェクト、(3)宮城県石巻市の未来シナリオプロジェクト、(4)ヨコハマハコ入りムスメプロジェクトのお話を伺いました。

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その後に、課題を見つけるのに大切なこと、アイディアを発想する時のヒント、活動をする上で大切なこと、をそれぞれ3点あげ、最後に全体として大切なことは「できない理由ではなくできる理由を探す」、「自分がわくわくするものを見つける」とお話をされました。

角さんがこのNPOを始められた背景に、女子学生が自分を過小評価しているということがあるとおっしゃっていましたが、女子学生が本気でプロジェクトを動かしている角さんのお話を聞いて、スタジオの学生、とくに女子学生が自信を持って、自分も何かできるのではないか、してみようと思うきっかけとなってくれたらいいなと感じました。

地域資源を活用して地域活性化を図ろうとされている方3名の講義は今年度が初めての試みでした。
3名の方が、それぞれ違う個性で情熱を燃やし、違うアプローチで活動をされているお話を伺うことができて、学生それぞれが考え、それを消化し、自分の想いに変えようとしている様子が、学生のレポートを読んでも伝わってきます。
今学期はもうすぐ終わりになりますが、秋学期のスタジオの活動においで、今回の3名の方の講義で学んだことを学生が活かしていってくれればと思います。