追浜コミュニティカフェの見学

12/12は追浜駅の近くにあるコミュニティカフェ「こみゅに亭」とその隣のワイナリーの見学に学部ゼミで行きました。
こみゅに亭を運営している「NPO法人アクションおっぱま」の庄司正子先生にご案内をしていただきました。

この「こみゅに亭」は当初、庄司先生が関東学院大学の教員だった頃に、学生と一緒に始めたものとのことで、コミュニティカフェの設立および運営の経緯やそのご苦労などを伺いました。

sCIMG1860

次に隣のワイナリーの見学をしました。
ここではが「おっぱまワイン」をというオリジナルワインを醸造しています。

sCIMG1864

その後、バスに乗ってNPOが管理している東京湾第三海堡を見学させていただきました。

sCIMG1870

こみゅに亭カフェで購入したおっぱまワインは、その後の研究室の忘年会でおいしくいただきました。

日本都市計画学会第48回学術研究論文発表会

11/9~10に、市ヶ谷の法政大学での日本都市計画学会第48回学術研究論文発表会に参加しました。
今年は防災・復興関係の発表が非常に多い大会でした。
11/10には研究室OBの樋脇君(オリエンタルコンサルタンツ)が修論の内容をまとめた「インドネシア・アチェ州におけるインド洋大津波災害からの復興住宅地・再定住地における定住意識とその影響要因に関する研究」についての発表を行いました。
発表はかなり緊張していたようでしたが、お疲れ様でした。

都市計画学会

まちづくりの現場を歩くー東京駅、丸の内連鎖型再開発

11/7に学部のゼミ3年生と東京駅と丸の内連鎖型再開発の見学に行きました。

まず、駅舎の保存・復原が行われた東京駅を見学し、その後、丸の内でエリアマネジメント活動による無料巡回バスなどを見つつ、連鎖型再開発の現場を見に行きました。

sP1020204sP1020175

特別講義「まちづくりの仕事」

10/31に学部ゼミでまちづくりコンサルタントの金子和夫さんをお迎えして、まちづくりの仕事に関して、講義とディスカッションを行いました。

金子さんがまちづくりコンサルタントになった経緯、金子さんの日本各地での地域ブランディングの仕事、コンサルタント業界について、文系の学生がまちづくりに関わる仕事をするには、などについてのお話を伺いました。

12月から3年生は就職活動に入りますが、最後には各自の希望する進路についてのアドバイスをいただくこともでき、学生にとっても就職活動前に色々と考える機会となったと思います。

研究室旅行(金沢・富山)

9/29から30にかけて、金沢と富山へ研究室旅行に行きました。

金沢では、身の丈の再開発が行われた近江市場で食事を取った後に、伝統的建造物群保存地区に指定されている茶屋町に行きました。
sP1020022

近江市場

sP1020021
再開発の際に引き家で移転された北國銀行

sP1020061
茶屋町 ちょうど結婚式のお練りがありました

その後、兼六園、金沢21世紀美術館に行きました。
金沢21世紀美術館で、現代アートを鑑賞しましたが、見れば見るほど現代アートとは何かが分からなくなります。
学部生が所属している人間文化課程は社会文化コースと芸術コースがあり、学生は芸術系の講義も受けているため、学生の方が現代アートについての知識が豊富なようでした。

その後飲み会の後、長い1日が終わりました。

2日目は金沢から冨山に移動しました。
冨山ではLRTポートラムの乗車し、終点の岩瀬浜まで行きました。
sP1020084
岩瀬浜から少し歩いて、歴史的景観が整備された廻船問屋街を歩き、再びポートラムに乗車しました。
sP1020099

岩瀬浜の廻船問屋街 月曜なので人はまばら

途中、スターバックスの2008年のストアデザイン賞の最優秀賞を受賞したスターバックス富石運河環水公園店で休憩し、さらに昼食をとって解散になりました。
sP1020123
環水公園内の天門橋 右端にスタバ

sP1020126
スタバ 公園の景観と一緒に見た方が美しい

歩きまくった2日間でした。

松行

東アジア交通学会@台北

9/8から開催された東アジア交通学会(Eastern Asian Society for Transport Studies:EASTS)2013年台北大会で、今年3月に修士課程を修了した若宮君の修論を発表してきました。
タイトルは、Study on Lifestyle Transformation under the Influence of Rail Transit in Bangkok -Focusing on Condominium Development along Rail Transit - です。
タイのバンコクでは、BTS、MRT、AirportLinkなどの都市内鉄道の建設に伴い、現在、これら鉄道遠征沿いにコンドミニアムの建設ラッシュです。
今までの、郊外に住宅地が拡大していったというスプロール状態との反対の状態がおきており、この鉄道遠征沿いのコンドミニアムの建設が、都市のスプロールを抑制するものなのか、自動車依存のライフスタイルを変えるものなのかについて、検証を行った論文になります。

やはり今年3月に修士課程を修了した樋脇君のバンダアチェの復興に関する論文も審査を通過し、11月の日本都市計画学会の大会@法政大学で発表できることになりました。

2人とも海外での調査を本当に頑張っていたので、こうしてその成果を発表できることができて嬉しく感じます。

松行

4研究室合同ゼミ

7/1(月)17時より、都市イノベーション研究院の計画系の4研究室(建築都市文化専攻:佐土原・吉田研、高見沢・野原研、都市地域社会専攻:中村・田中研、松行研)で合同ゼミを行いました。
各研究室の発表では、学部3年の2人(今瀬君、松田さん)が研究室の紹介をしました。
緊張したとのことでしたが、修士の学生に混じって立派に発表をしてくれました。
P1010865

各研究室1名による発表では、吉野君が発表をしました。
佐土原先生や中村先生からコメントをいただけ、頑張って準備をした甲斐がありました。

その後、教員の発表の後、懇親会を開催しました。
懇親会では、普段話すことのできない他の研究室の学生さんとも話すことができ、思った以上に横浜国大の学生の活動や関心は広範囲だということを実感しました。

まちづくりの現場を歩く~横浜創造都市事業

6/27は学部ゼミで行っているまちづくりの現場を歩くの第2弾、ナレッジトラストの三浦さんにご協力いただき、横浜市の創造都市事業について担当されている方にお話を伺い、現場を見せていただきました。

ます、YCCS(横浜創造都市センター)で、横浜市の肥山さんより横浜市の創造都市構想について、横浜市芸術文化振興財団の杉崎さんより具体的な事業についてのお話を伺いました。
20130627YCCS

続いて、BankARTNYKに移動しました。2階、3階はちょうど2ヶ月間アーティストやクリエイターの方にスタジオとして貸し出しされている期間にあたり、スタジオとして利用されているアーティストの方にお話を伺ったり、作品を見せていただきました。
20130627BankART
20130627BankART2

BankART代表の池田さんのお話を伺い、その後ハンマーヘッドスタジオに行きました。
ハンマーヘッドスタジオは予想していたよりもずっと巨大な施設で、BankARTのスタジオを私用していたのがアーティストの方が中心でしたが、こちらは建築家やデザイナーなどのクリエイターの方のスタジオも多くありました。
各スタジオは本当に個性的で、今度は是非オープンスタジオの日に伺いたいと感じました。
20130627Hammerhead
20130627hammerhead3

見学会:横浜の都市デザインを歩く

研究室では、月1回まちづくりの現場へ見学に行っています。
5月23日は、横浜市の都市デザインを見学に行きました。
P1010736
13:30に馬車道駅を出発して、山下公園を通って、16:00に関内駅に到着するまで、暑い中2時間半ほぼ歩き通しでした。
その日の予報は夕方から雨でしたが、歩いている間はずっと晴れており、関内駅前で解散してから30分ほどしてから雨が降ってきました。

P1010745

外壁を保存した旧日本火災ビル(馬車道)

P1010743

東京芸術大学大学院(旧富士銀行)(馬車道)

P1010812

都心プロムナードのタイル絵

P1010805

山下公園とフランス山を結ぶフランス橋・ポーリン橋

P1010821

日本大通りのオープンカフェ

P1010822

市役所前のけやき広場

学生の感想です。

私の地元の長崎駅では新幹線をつなぎ、街を活性化させる為に駅周辺の商店街や道路の再整備が決定している。そのため、昔から存在する商店街は撤退することになり昔の面影は無くなってしまう。再整備は新幹線の観光客に足を運んでもらう目的もある。今回見学した地域のように歩行者空間の整備、そして動線の確保は駅周辺でも取り入れることが可能ではないだろうか。そして街全体が一体となって徹底したまちづくりが行われることに期待したい。

馬車道、日本大通り、山下公園ともに歴史的景観の保全や快適な歩行者空間に力を入れてまちづくりを進めて来たことがよくわかった。色調の統一や壁面後退といった整備をこれだけの広さで行うことで、「地区」を超えて「まち」としての一体感が生まれるのではないかと感じた。しかし、ただ整備をするだけでなく、たとえば山下公園においては高架と貨物線、歩道橋の複雑な構造を避ける、日本大通りの歴史的建造物を保全する際には高層部の色調は淡くする、というような些細な気づきや気配りがあってこそ統一感のあるまちが生まれるのだと思う。そういう意味でも、ただ制度や建築をすすめるのではなく、利用する人の目線に立つということの大切さに気付いた。

これまで、横浜の関内地区はとても魅力的で、それは他の追随を許さないような良い「素材」がもともとあるからだと思っていた。だが、横浜の都市デザインについて勉強していくと、素材だけではなくあらゆる努力がここでなされてきたことが分かる。まちづくりを一つ一つ見ていくと、なかなかユニークではあるが、標識の色を変えるなど、模倣するのはあまり困難でないように思える。しかし、横浜のまちづくりがうまくいっている、と外部から思われるのは、それが「横浜の都市デザイン」という一つの明確なプランのもと、うまく調和するように行われているからだと思う。ある地域だけに力を入れる、または独立させるのではなく、それぞれをつなぐことで全体を魅力的なまちにしているのだと思う。そうした、少し見ただけでは模倣できないという点では徳島県上勝町の葉っぱビジネスのようなものなのだろうか。もちろん横浜のまちづくりにもまだ課題はあると思うが、この「つなぐ」という発想はどこでも活かせるのではないだろうか。