陸前高田市、大槌町訪問

2014年8月26~27日に、ゼミの有志8名で岩手県の陸前高田市と大槌町を訪問し、復興の現場を見せていただきました。

sP1030215 8/26には、まず新幹線と在来線、BRTを乗り継いで陸前高田市に行きました。
まず、市役所で復興の計画についてお話を伺いました。
陸前高田市では、大規模にかさ上げの工事をして、市街地の復興を進めていく計画です。

sP1030217 その後に、車で現場をご案内いただきました。
すでにかさ上げされた地盤に建設された公営住宅。

sP1030224できたばかりの資料館。

sP1030225 被害に遭った旧道の駅。中はまだ震災当時のままで、津波の恐ろしさを感じます。

sP1030237 かさ上げするための土を運搬する巨大ベルトコンベア。工事の規模の大きさを物語っています。

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sP1030270みんなの家。運営されている地元の方からお話を伺いました。

その日は釜石に宿泊し、翌日大槌町に向かいました。

sP1030313大槌の旧市街地の様子。震災前はここは中心市街地だったそうです。

sP1030317多くの職員の方が亡くなった旧大槌町役場。

sP1030330ひょっこりひょうたん島のモデルになった島でみんなで記念撮影。

sP1030342復興公営住宅。

今回は、環境省の委員会でご一緒した鹿島建設の三浦さんが大槌町に応援職員として赴任されたのを機会に大槌町に伺い、ご案内いただくことができました。このような機会を設けて下さった三浦さんや現地でお世話になった方々に心より感謝します。

初めて被災地を訪れる学生がほとんどで、陸前高田市、大槌町それぞれの復興の状況を見て、皆かなり衝撃を受け、色々と感じたようです。

以下、学生の感想です。

震災をきっかけに新たな価値の創造や伝統技術の伝承などの可能性を感じた。
街ごとでの復興の違い。被災地に来て視覚・聴覚・嗅覚を通じて学んだこと。

手続きや住民の意向調査など、決めるまで時間がかかるので、先が長いように感じた。

傷跡や記憶を伝承していく、遺構の保存。私たちも1度で終わらずに、何かをリターンしたり、次につなげていく。

進んでいないと言われているが、考えられていて人々や重機がフル稼働していた。
3年経って、いまだからできること、感じること、訪れる意義がある。